アロマテラピーとは? AROMA

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アロマテラピーとは?

アロマテラピーは植物の効能を利用した芳香療法で、アロマは芳香、テラピー(*1)は治療を意味します。植物の薬理成分を凝縮した精油(エッセンシャルオイル)を用いて、心身のトラブルを改善する自然療法のひとつです。また、植物の香りは、心身のリラックス、リフレッシュに役立ち、人間が本来持っている自然治癒力を高めたりする働きもあります。毎日の暮らしにアロマテラピーを取り入れることで、美と健康の増進に役立てることもできるのです。

(*1)アロマテラピーは、「アロマセラピー」と呼ばれる場合もあります。結論から言えば、どちらも正しく、どちらの呼び方でも構いません。
アロマテラピーは、「Aromatherapy」と表記します。このスペルをフランス語読みすると「アロマテラピー」、英語読みすると「アロマセラピー」となります。
「アロマテラピー」という言葉は造語ですが、20世紀のフランス人化学者、ルネ・モーリス・ガットフォセ(1881〜1950)が命名しました。「アロマセラピー」という呼び方は、医療従事者を中心によく使われています。これは「セラピー」という言葉が「治療行為」を意味する言葉であることが関係していると思われます。ただし、日本ではアロマは治療行為として認められていないということを注意しなければなりません。(公社)日本アロマ環境協会では「アロマテラピー」

アロマテラピーの効果

アロマテラピーは、心と身体、両方に作用するホリステック(*2)な療法です。
身体にトラブルがある時、その部分だけをとらえるのではなく、心を含めた全身的なバランスを整えていきます。アロマテラピーは心と身体に多角的に働きます。精神的なストレスから身体の不調へ、身体の不調から精神的なストレスへと心身の不調が互いに影響し合い、深刻化するトラブルにアロマテラピーは多大な力を発揮します。

(*2)ホリスティック=「全体的」「包括的」などと訳されます。トラブルをその部分だけの問題ととらえず、心を含めた全体的、全人格なものとしてアプローチすることをいいます。

精油について

精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花,葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出した天然の素材です。有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質です。精油は、各植物によって特有の香りと機能をもち、アロマテラピーの基本となるものです。精油は、オイルと呼びますが、油の成分はほとんど含まれませんが、水には溶けず、油によく溶ける性質を持っています。天然の精油には、豊富な有効成分が含まれています。1本の精油が多岐にわたる効能を発揮します。単独の成分や、合成された精油では、決して代用することはできません。

アロマテラピーの将来

アロマテラピーは、香りの癒し効果、リラクゼーション効果が一般的に広く楽しまれています。最近では、精油の含有成分の科学的な解明も進み、科学的な効果も認められてきています。メディカルアロマテラピーとして、医療の現場でも取入れられ、西洋医学を補い高める治療法として取り入れている医師や医療現場も多く、アロマテラピーを勉強される医療従事者の方も増えてきています。また、医療現場だけではなく、福祉施設でのケアなどにも活用されています。これほどまでに、アロマテラピーが広がっているのは、心身共に疲弊している人々が増えているからではないでしょうか。アロマテラピーは心身両面の様々な角度からアプローチして、トラブル解消に役立てることができます。 アロマテラピーを正しく理解し活用できれば、各家庭で家族のために、各個人が自身の健康や体調管理のために、アロマテラピーを活用して、そのすばらしい効果を享受していくことができるでしょう。アロマテラピーの活動分野はますます広がっています。

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